(3)メモリとHDD

<講座>


 メモリとハードディスクは記憶装置の中核です.メモリはCPUのベースクロック(FSB 100MHzとか133MHzとか書いてあるやつ)に合わせて選ばなければなりません.WINDOWS98をOSとする環境の下でアプリケーションを快適に動かすためにはメモリは128MB欲しいところです.ハードディスクは予算の許す限り大きい容量のものを購入すべきです.ただし,容量の割に値段が安いものは動作するときの音がうるさい可能性があります.

<実践>


 さて、メモリである。実は、自作パソコンを企画した時期は、メモリがぐんぐん値上がりしていた時期だったのである。とにかく、128MBのメモリが1月で100%の値上がり。そのまっただ中で買ったので、非常に割高になってしまった。それでも、128MBはなんとしても欲しい。定番プリンストン製128MBメモリ。19400円なり。ソフマップで購入。
ハードディスクは、ご存じのようにSCSIとIDEの2つの規格がある。通常は、IDEを使うことになる。なぜなら、安いし、SCSIボードの増設の必要性がない。つまり、自作という観点からいえばよりお手軽ということになる。ちなみに、メーカー製のパソコンもIDEハードディスクを使っている。
 しかし、私の場合は、どっちみちSCSIボードが必要なのだ。なぜなら、SCSIの外付けCDROMドライブを活用する予定だからだ。そこで、多少割高でも、SCSIハードディスクを使ってみることとした。メーカー製のパソコンと一線を画したい、という気持ちもあったし。
 で、これまた、秋葉原を歩いてみたところ、どうもSCSIのハードディスクはやっぱり高い。やはり、IDEにしようかな。と悩みに悩んだ…が、ちょうどそのとき型落ちハードディスクセールをやっているお店を発見。おぉ、これは私のためにわざわざやってくれているのか、というグッドタイミング。IBMのウルトラワイドの内蔵SCSIハードディスクがあるではないか、山ほど。さっそくレジに持っていって購入。「フリップフラップ」で7800円。2.1ギガバイト「IBMのDORS32160」。容量が少ないので超割高だが、とりあえずOSとオフィスソフトをインストールする分には十分。それに、必要な時に、後からIDEのハードディスクを増設すればそのころは大容量ハードディスクがもっともっと高性能になっているだろうから、それまでは2.1ギガでも十分という判断。
 果たして、IBMのDORS32160は、なかなか静粛なハードディスクで、拾いものでした。


 今は無き「フリップフラップ」。余談だが、フリップフラップは秋葉原店舗閉鎖前に、インターネット通販専門店として営業を続けるというメールをσ(・・)にも送ってきたのだが、ご存じのとおりインターネット部門も潰れた。(00.02.20)