4.組み立ててみましょう(その5)

(9)火入れ式その2

それでは、フロッピーディスクドライブ、ハードディスクドライブ、CDロムドライブが接続されたところで、第2の火入れ式を行う。
キーボード、マウス、そしてディスプレイをつなぎ、スイッチを入れる。この時点で、ディスプレイ上に「BIOS」画面が表示されれば、OKである。
スイッチオン。ピポッ!
キーカリカリカリカリ・・・と、ハードディスクが起動する。そして、約10秒後、ディスプレイにメモリをカウントするBIOS画面が浮かび上がる。IDEのCDロムドライブがチェックされ、続いてSCSIボードのBIOSが読み込まれる。そして、OSがインストールされていないことを示すメッセージが表示されて止まった。よし、OKだ。
ほぼ、完成と言っていい。

この火入れの時点では、また、ケースのふたを完全には閉めるべきではありません。なぜなら、ちゃんと起動するかどうかによっては、もう一度コネクターの接続状況や、電源の状況等を確認する必要があるからです。


(10)BIOSの設定

BIOSとは、マザーボードあるいはSCSIボードに備えられた機能の動作モードを設定するプログラムのことである。BIOS上でOSをインストールする前に、CPUの種類の設定と、システム時計の設定、それから、ハードディスクの設定だけはちゃんとやっておいた方が良い。
BIOS画面というのは具体的には下記のような画面です。でも、下の画面は実際に私が作ったパソコンの画面ではないので、イメージ図程度に見てくださいな。

左の画面が最初にでてきます。そこで、すかさず「DEL」キーをたたくと下の画面になります。
これが、BIOSの設定画面です。これは、Awardバイオスという種類のBIOSの設定画面なので、例えばAmiバイオスなんかだとまた違った画面です。でも、幸いなことに、自作用として売られているマザーボードに搭載されているのは、ほとんどAwardバイオスなんですね。

この先の設定方法については、マザーボードの説明書をよく読むこと。私には、残念ながらここで解説するほどはBIOSにかかる知識がないので。私が今回のパソコン自作で参考にした「かんたん図解自作パソコン入門」(佐々木康之著:技術評論社刊)には、BIOS設定にかかる解説が詳しいので自信を持ってオススメできます。その後改訂されているようですし。(00/10/09)