のんきぃず一言コーナー特別バージョン「今日の洗車」

<2002年6月9日>

関東地方の梅雨入りも間近(6月11日に梅雨入りしました。)というわけで,これからしばらくの間「今日の洗車」は,梅雨に備える,を特集してみんとします。
まず,今回のテーマはノンワイパードライビングを可能にするウィンドウ撥水剤の施工であります。



1 「キイロビン」でウィンドウ磨き
 

ウィンドウ撥水剤としては,以前「super rainX」を施工したことについて書いたのですが,覚えておられるでしょうか。
しかし,そのときは,「フクピカ」(窓フクピカではない)で窓を拭いた後,つまり,ウィンドウ上に油分がたっぷりのったところに「super rainX」を施工したため,施工が中途半端になってしまいました。
そのため,ワイパーをかけると,白く曇るような状態になってしまい,せっかくの撥水加工が逆に視界を不良にするという状態になってしまったのです。
やはり,ウィンドウ撥水剤を施工する場合も,一番大切なのは,その下地づくりということになるんですね。
そこで,今回は「super rainX」使用の大先達,Y.M.氏(仮名)のアドヴァイスを参考に,再度1から「super rainX」を施工することといたしました。
今回,下地づくりで投入しました新兵器は「キイロビン」(プロスタッフ)という商品です。水戸のジェームズで480円で入手。

それにしても,黄色い瓶に入っているから「キイロビン」なんでしょうけど,妙な名前ですね。
通常の油膜の場合,いわゆる油膜クリーナーを使えば落ちるんですが,シリコン被膜など,頑強な油膜落としには,やはり強烈な油膜除去剤が必要です。今回は,ちょっと前に中途半端に塗ってしまった「rainX」も油膜(それも超強力)として張り付いている状態だから,しっかりこそぎとって,ウィンドウの素肌に,再度撥水施工をする,というのが目標であります。
この「キイロビン」は,コンパウンドで,ウィンドウを磨き,油膜をこそぎ落とすというしろもので,油膜除去剤としては,その強力さで非常に有名な製品です。(もっとも,この手の粉ヤスリみたいな商品は,強力であるが故に諸刃の剣でもあるので慎重な使用が必要ってものですね。)

で,この「キイロビン」ですが,商品添付のスポンジにこのキイロビンをたっぷりとつけてあとはひたすらガラス面をこする,というものです。
説明書きによれば,
「付属のスポンジで最初は小さな部分を繰り返しみがいて下さい。水が弾かなくなったら油膜は取れています。次に磨けた部分からどんどん広がるように磨いていきましょう。このコツさえつかめば、楽に磨けます。」
ということなんだけど,このコツをつかむまでが結構大変でした。
ある程度力を入れて一皮むく感じでやらないと窓の撥水性がなかなかとれない。私の場合は,中途半端にrainXを施工してしまったため,それが,強固な油膜となっているわけで,通常の施工よりさらに大変だったということでしょうね。

それでも,一皮むく感じで擦っていると,その部分だけ水がはじかなくなってくるのがわかります,そしたら,その部分をまわりに広げていくように・・・って,要するに上記のとおりやっていくとホントに一面にべたっと水をはじかなくなるから不思議です(そういう商品なんだから,不思議じゃないのかもしれないが)。

最後にウィンドウに水をかけて,キイロビンをしっかり洗い流してやりましょう。透明度ばっちりのすっきりさわやかなフロントウィンドウになります。
丁寧に根気強くやる必要がある作業だ,ということを覚悟して取り組みましょうね。


2 あらためて「super rainX」を施工

 さて,キイロビンでフロントウィンドウを磨き上げたら,次は改めて「super rainX」を塗ります。
 塗り方についても,rainXの大先達,Y.M.氏(仮名)のアドヴァイスをいただきましたので,ご紹介します。

<以下引用>
 最初に販売されているレインXのタイプが問題となります。
 概ね2種類に分けられ、「タイプ1」ボトル入りで塗布の際にティッシュなどを使用するもの(一般的なモノ)、「タイプ2」ボトルの上部(液体が出る部分)に塗布用のアタッチメントが付いていてキャップを空けて直ぐに塗れるものがあります。 
 貴殿は「タイプ2」を使用したと思います。

 確かに「タイプ2」は便利なのですが、塗布の際どうしても液体の量が多くなりすぎたり、逆に少なくなりすぎたりします。少なすぎる場合、明らかに確認(目で)できるため、こんどは液を多く出し過ぎてしまいます。

 ということで、多すぎる場合についてです。
 この場合、説明書どおりに塗った後よく見てみると、液が玉(小さい液粒状)になっているのが確認できると思います。
 一見、液を多くつけたので、しっかりと塗布されたように思いがちですが、そうではありません。それどころか、溶剤の乾燥にムラ(結果的には塗布ムラ)ができるとともに余剰分が多く出て、最後のふき取りの際に上手くいきません。
 そこで、ボトルから直接塗った後、乾いたティッシュを使用し、ワックスを塗り込む様にガラス面を擦ると全体にムラ無く塗ることができます(この際、ガラス面全体はモヤがかかったような状態となります)。

 レインXの定着するのを数分待ち、固く絞ったタオルで拭き取ると、モヤは消えとっても綺麗に仕上がります。(レインXは乾いても粉が出たりしないですよ) 
 さらに、最初に塗布するときは、タオルで拭き取る作業までを2回ほど繰り返すと良いかと。

 薄い皮膜をつくる作業(漆塗りをするようなものです)であることを考えてもらうと納得してもらえるかと思います。
<引用終わり>

  キイロビンで磨いた後(そういえば「super rainX」も黄色いビンだなぁ。),アドヴァイスどおり塗ってみました。今度は,大変きれいな仕上がりで,ぬれタオルで吹き上げた後のクリア感も断然違います。
  
  施工直後に梅雨に入った関係で,さっそく雨中走行をしてみましたが,私は効き目に満足しています。ふれこみでは,時速40キロからワイパーがいらない,ということですが,残念ながら,私のプリウスでは,そこまではいってません。しかしながら,ワイパーを動かしても,以前のように一瞬窓が白くなるようなこともなく,きっちりコーティングされていることはわかります。
  ウィンドウ撥水剤を使ったことがある方なら想像つくと思いますが,水はじきは雨の振り方(雨粒の大きさ)や,風の強弱,フロントウィンドウの傾きの角度,そして車の速度に大きく左右されます。今のところ,私のプリウスでは,時速47キロを超えると雨粒が飛んでいく感じになって,ワイパーがいらない!という状態になりますね。これなら実用的には十分です。あとは,どの程度の耐久性があるか,なんでしょうけど,とりあえずこの梅雨は,一ビンで足りてほしいところです。もっとも,この季節は,カー用品店でフロントガラス撥水剤のセールなどをやっているので,買い時かもしれませんけどね。
  耐久性については,気がついた時点で,また,ご報告します。


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