(9−2)SCSIボード

<講座>

コンピュータとハードディスク、テープドライブなど、さまざまな外部周辺機器をバス型で接続するためのインターフェイス。米国の大手ハードディスクベンダだったShugart(シュガート)社が開発したSASI(Shugart Associates System Interface、「サシー」)を元に,さらに汎用性を高めたシステムインターフェイスで、当初のSCSI-1では、1つのバスに最大で7個の周辺機器を接続することが可能である.
 SCSIはANSIのX3T9.2委員会で1986年に規格化され、広く普及するに至った。ただしMacintoshやSunワークステーションでは、このSCSIインターフェイスが標準サポートされたが、PC/AT互換機では標準インターフェイスではないので、PC/AT互換機でSCSIデバイスを接続するには、別途SCSIホストアダプタ(ここで言うSCSIボードとはこれのこと)をコンピュータに装着する必要がある。

 その後もこのSCSIは、さらなる高速化を図ったSCSI-2、SCSI-3と規格の拡張が続いている。

<実践>


忘れていました。SCSIボードを買ったのだった。これは、スピーカーを買ったときに一緒に買ったんだが、今回は、SCSIハードディスクをシステムディスクとしてOSであるWindows98をインストールする予定だから、ここ(SCSIハードディスク)から起動できるものでないといけない。で、BIOSが積んであるボードを購入する必要があるわけだ。有名なのはアダプテック社のSCSIボード。でも、これは非常に高い。そこで今回は日本語の解説が付いているアイオーデータの製品「SC−UPCIB」を6,980円で土浦市のPCドームで購入した。この製品、ケーブル、アクティブターミネーターが付属していない分安い製品。ちなみに、これは、SCSI-2に分類される製品である。実は、「あ、そうか、アクティブターミネータも必要なのか」と思い、内蔵用アクティブターミネーターを買い足した(2.5k円)ところ、ハードディスクにターミネータ機能が搭載されていたのでまるまるあまってしまったよ。2.5k円もったいないことをした。YAHOOオークションででも売ろうかな。

ふつうにAT互換機(ドスブイ機)を組む分には、SCSIボードはいりません。ハードディスクもCDロムドライブもIDE(というかCDロムドライブまで含めればATAという方が正確か)で十分です。(00.02.27)

それでは、ここで、今回の購入物品をまとめてみましょう。
パーツ名称 予算 決算 購入店
CPU 10,000 9,300 ソフマップ
CPUファン 1,000
メモリ 1,6000 19,400 ソフマップ
ケース 8,000 26,800 ツクモ電機
マザーボード 10,000 10,800 ソフトアイランド
FDD 2,000 2,230 C−YOU水戸店
SCSIボード 5,000 6,980 PCドーム土浦店
HDD 6,000 7,800 フリップフラップ
CDROMドライブ 流用 流用
キーボード 流用 流用
マウス 流用 流用
グラフィックカード 流用 流用
サウンドボード 流用
スピーカ− 2,000 1,980 PCドーム土浦店
小計 60,000 85,290
3,000 4,265
総額 63,000 89,555
CPUファンはCPUに付属のものを使いました。
また、CPU、メインメモリ及びケースは、通販を使ったので、実際には送料もかかっています。
そのほかには内蔵スカジー用フラットケーブルとシリコングリスを購入しています。両方ともTWOTOP(プロショップ)で買いました。合計で千円ほどで手に入ります(秋葉原で探せばですけどね。)。本文でも触れましたが、ねじセットも買いましたね。

予定と比べてオーバーしたのは、やはりケースの差額が大きいですね。ケースは思い切り贅沢してしまいましたから。でも、これは、組立においては効果を発揮することになりましたし、面構えも気に入っているので満足です。また、メインメモリが当時(平成11年10月末時点)高騰していて、執筆時点(平成12年3月4日)ですと同じものがおよそ半額で購入できます。とはいえ、流用品が結構あったにもかかわらず、10万円近くかかるものなんだなぁ。(00.03.4)