2.部品(パーツ)を買う前に。

どんなパーツを買いそろえるか、を考える場合、先に決めておくべきことがいくつかあります。

まず、一番大切なのは、「自作するパソコンを何に使うか。」でしょう。これを決めなくてはいけませんね。
さて、今回の私の場合は、「仕事に使えるパソコン」というコンセプトです。要するに、WordやExcelを快適に使えて、インターネットで情報収集ができて、年賀状が印刷できる(笑)。少なくとも、これらの作業がストレス無くできること。これが、今回のパソコンを作る上で、土台になる部分ですね。もちろん、もっといろんなことができればそれに越したことはないけど(笑)。

でも、実は、自作自体が目的だったりするところも大いにあります。今回の私の場合も、先に書いたように、手元に古いパーツが結構残っていて、これをかき集めて新しいマシンで活かしてやりたい、というのがそもそものきっかけですからね。で、そういう古い型遅れの部品を寄せ集めでも、WordやExcelを使う分に十分だということがわかっているからこそ、上記のコンセプトが目に見えている、ともいえるわけです。

ただ、例えば、ゲームをバリバリやりたい、というコンセプトならそれ相応のパーツを集める必要があるわけですから、いずれにしても、「自作したパソコンを何に使うか」は大切です。

さて、次に決めなければならないのが、予算ですね。
今回の、私の自作パソコンの予算は、下記のとおりです。
パーツ名称 こだわり 予算
CPU 400MH以上 10,000
CPUファン こだわりなし 1,000
メモリ 128メガ 1,6000
ケース 電源付き 8,000
マザーボード マイクロATX 10,000
FDD 値段 2,000
SCSIボード 値段 5,000
HDD 容量そこそこ 6,000
CDROMドライブ 流用
キーボード 流用
マウス 流用
グラフィックカード 流用
サウンドボード 流用可能
スピーカ− 大きくないもの 2,000
小計 60,000
3,000
総額 63,000


これを立てたときは、まだ、秋葉原とか、自作の入門書とか、インターネットなどで情報収集してはいなかった時点です。だから、イメージ先行の予算で、実際とはだいぶ違います。また、せっかくの初挑戦なので、新たに購入するパーツについては、中古品は使わないこととしました。

ここでは、この予算の「こだわり」について一言ずつコメントしておきましょう。

<CPU>
400MH以上。
インターネット上のパソコンの自作記事などを読むと、オーバークロックをするのが当たり前、というか、オーバークロックが目的でCPUを選ぶ、というような風潮があるようです。
でも、私は、仕事に使えるパソコンを作りたいわけですから、オーバークロックはやりません(不安定なパソコンでは仕事用ファイルなんかこわくていじれないもの)。
となれば、最初からある程度のクロック周波数が欲しい、と思ってました。

<メモリ>
128メガバイト。
メインメモリの量はあればあるだけ良いのです。で、Win98を動かすには、64メガはどうしても必要なんです。
そして、64メガの一つ上は、もう128メガなんです。だから、128メガです。

<ケース>
電源付きで安ければ安いほど良い。と思ってました。当初。

<マザーボード>
マイクロATXで、小さいパソコンを作ろう。と思ってました。

<HDD>
10ギガなんていりません。安くて、早ければいいと思ってました。

<スピーカ>
音が出ればいい、と思ってました。

と整理したところで、情報収集とパーツの買い集めに入ったわけです。
(計画時99.11.01時点)(記載00.02.20)